| タイトル | 日 時 |
|---|---|
短信 新作の進行についてお知らせ
新作について、ひとつ進展がありましたのでお知らせします。 ...続きを見る |
2012/01/25 11:56 |
「ねじれた文字 ねじれた路」 トム・フランクリン
今年の初読み、ならぬ初書評は『ねじれた文字 ねじれた路』です。 ハヤカワ・ポケミスから11年9月に刊行された、「感動のミステリ」で、じつは読んだのはそのすぐあとの10月。 作者は長編については本邦初訳の作家ですが、ゴールドダガー賞など、あれこれの文学賞を受賞したりノミネートされたりした、英米でも評価の高い一作のようです。ひとことでいえば「孤独な魂の青春小説」。とはいっても、描かれるのはよくある甘酸っぱく、思い出すと胸がほんのり暖かくなるような青春ではなくて、苦くて暗い、おそらく当事者にとって... ...続きを見る |
2012/01/15 14:08 |
お正月風景について思うこと
いえ、「思うこと」といったって、小林秀雄じゃないんですから、『考へるヒント』みたいな深い考えには掠(かす)りもしませんけどね。毎度、どーでもいいような雑感です。 ...続きを見る |
2012/01/07 14:57 |
あけましておめでとうございます
おめでとうございます。 正直な話、午前零時を越えた瞬間、「やれやれ新しい年になったか、おめでたいなあ」と今年ほどしみじみ思ったことはありませんでした。 ...続きを見る |
2012/01/01 15:00 |
「暗い鏡の中に」 ヘレン・マクロイ
こちらは名人マクロイの、「幻の傑作」。年末ベストテンでは期待されたほどの票を集められませんでしたが、これも過去に名作をたくさん世に出した有名作家ならではの「マイナス補正」が働いたためだと思われます。作品そのもののレベルは高いのに、マクロイならこのくらいはあたりまえ、と思われてしまうのでしょうか。 ...続きを見る |
2011/12/29 12:40 |
「三本の緑の小壜」 D・M・ディヴァイン
2011年度の本格ミステリーベストテン、海外部門の第1位を獲得した作品です。ただし「このミス」では意外に票が伸びず、24位。その理由は作品の質にあるのではなくて、読者がディヴァインの作品に慣れたために前ほどインパクトを感じなくなったせいでしょう。質そのものは相変わらず水準を保っています。 ...続きを見る |
2011/12/23 10:25 |
日曜日にも仕事のお話
18日の日曜日、久しぶりに戸川安宣さんとお目にかかりました。 先月の入院中、お見舞いいただいたのですが、あいにくそのとき私は気管内挿管の後遺症で、かすれ声しか出ないありさま。聞き苦しい声では短いお話しかできず、「しかたないから年内はおとなしくしていますよ」といったところ、「それなら年内に、お近くまでうかがいましょう」とおっしゃっていただいたのでした。 ...続きを見る |
2011/12/19 10:47 |
番外編・ナースのおしごと
前に心臓バイパス手術で榊原記念病院に入院したとき、さらにつづいて慶應大学病院で右副腎摘出手術を受けたとき、すばらしくも(おもしろい)ナースのみなさんに遭遇して、これを見逃す法はないとばかり、ナース観察の記事をご披露いたしました。たまたまナース好きの(断じて変な意味ではありませんよ)みなさんのご好評も戴きましたので、今回もナースやドクターのお仕事ぶりを見ていて感じたことを、ちょこっと書いてみたいと思います。 ...続きを見る |
2011/12/11 14:22 |
前立腺がん手術体験記(その3)
前回の記事で書いた手術前日のスケジュールのうちで、大事なことをひとつ書き忘れていました。 そうなんです。下腹部の手術には付き物の、剃毛であります。つまり陰毛を剃ること。じっさいにはおへそあたりから太ももの上半分くらいまでを剃るわけですが、当然、陰部丸出しで看護師さんにすっかり剃ってもらうことになります。 入院前は、このときの担当看護師さんはなるべくベテランの、人生の酸いも甘いも噛み分けた、いってみればもはや男性だの女性だのの区別を感じさせないような方に来ていただきたいものだ、と思っていました... ...続きを見る |
2011/12/03 11:12 |
前立腺がん手術体験記(その2)
この「体験記」シリーズは、本ブログをいつも訪ねてくださるみなさんだけでなく、いま前立腺がんの宣告を受けて悩んでいらっしゃる方、これからまもなく治療に入ろうとする方、あるいはご家族に患者さんがいらっしゃる方などにも読んでいただけるよう、医療現場のことを多少くわしめに記していこうと思っています。 ...続きを見る |
2011/11/26 13:53 |
前立腺がん手術体験記(その1)
前回の記事で「8日から8日間ほど家を空ける」と書きましたが、じつは三度目の手術を受けるために、四度目の入院をしておりました。場所はおなじみ慶應病院で、今回の病気は「前立腺がん」。8日間というのは、腹腔鏡による前立腺全摘出手術とそこからの回復が順調にいった場合の入院予定期間のことでした。ちょっとした叙述トリック?でしたかね。へへ。 ...続きを見る |
2011/11/20 10:04 |
短いお休みのお知らせ
あすの8日から、8日間ほど自宅を空けます。そのあいだ記事の更新はありません。 このところ週1回の更新ペースもあまり守れていないので、いちいちお知らせするまでもないのですが、いちおうご連絡させていただきます。 ...続きを見る |
2011/11/07 11:45 |
「眼鏡屋は消えた」 山田彩人
今年度の鮎川哲也賞作品。 鮎川賞も今年で21回だそうで、すっかり定着した、というか着実に成長していますね。過去の受賞者を見ると、そうそうたる現役作家の名前が並んでいます。北森鴻さんのように、惜しくもこの世を退場されてしまった方もいますが、それだけ賞の歴史が積み重なってきたということでしょう。 ...続きを見る |
2011/11/03 20:02 |
北杜夫さん
北杜夫さんが今月24日、亡くなられました。長年のフアンとして、謹んでご冥福をお祈りします。 短稿ですが、北杜夫作品との出会いについて、少し書かせていただきます。 ...続きを見る |
2011/10/27 09:18 |
「ブラッド・ブラザー」 ジャック・カーリィ
本年度ベストテンのランキング入り間違いなし、というかベスト3入り確実、と断言してもいいでしょう。カーリィの文春文庫第4作。 ...続きを見る |
2011/10/19 14:03 |
文明の多系史観――世界史再解釈の試み 村上泰亮
たまには、ちょっと畑違いですが、堅い学術関係書のご紹介を。といっても、超有名な著者の本で、刊行から何年も過ぎているので今さらの感じは否めませんが…。 ...続きを見る |
2011/10/13 10:27 |
「暴力団」 溝口敦
暴力団について本を書かせたらこの人の右に出る者はない、といわれる溝口敦さんの新刊です。新潮新書から。200ページほどの薄い本で、語り口も論文調ではなくやさしいので、すぐに読めます。しかし中味は新しい情報が多くてためになります。 ...続きを見る |
2011/10/07 14:19 |
BS―J 「いまどき落語」公開録画
10月からBS―Jで「いまどき落語」という番組が始まります。30分枠らしいのですが、その第1回の公開録画が20日の夜、浅草演芸ホール4階の東洋館でありました。久しぶりにナマの高座が聴けるというので、台風接近中の雨模様もものかは、行って参りました。いや、やっぱりライブは違いますな。 ...続きを見る |
2011/10/01 12:40 |
「赤い糸の呻き」 西澤保彦
西澤保彦さんという作家についてはかねてからいろいろ情報を得ていましたが、残念ながら読んだことがありませんでした。この本のあとがきによると、これが西澤名義では55冊めの著書になるそうですから、そのうちの1冊すら読んでいなかったというのは、同業者のはしくれとしてまったく面目次第もない話です(私なんかまだ5冊しか書いていませんから大先達ですね)。しかし、このたび初めて読んでみて、そして、おどろきました。これは紛うかたなき奇才であると。 ...続きを見る |
2011/09/19 15:09 |
「よろずのことに気をつけよ」 川瀬七緒
本年度の江戸川乱歩賞作品は2冊、そのうちの1冊がこの作品です。女性が受賞するのは1996年の渡辺容子さん以来の15年ぶりだそうで、しかも今年は受賞者のお二人ともが女性。史上初めてのことだそうです。授賞式もきっと花やかに盛り上がるのではないでしょうかね。私は所用で行けませんけど。 ...続きを見る |
2011/09/03 10:35 |