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週刊文春ミステリー・ベストテン
毎年恒例の週刊文春のベストテン、今年は慶応病院の売店で雑誌を買って読みました。 いちおう推理作家協会に名を連ねているので、11月初め頃、文藝春秋から投票券と言うんですか、用紙が送られてきます。せっかくなので今年も投票したのですが、退院やら親父の葬儀やらまた入院やらと忙しくて、そのことはすっかり忘れてしまっていた。 ...続きを見る |
2007/12/22 14:55 |
小説ができるまでのお話 ・校閲担当とのバトル
大した冊数も書いていないのにナマイキですが、小説が本として完成するまでのお話をしてみます。今回は校閲と著者校正の話。 もちろんこの段階まで進めば、本の完成はもう間近。ところが、ここに最後の難関と言うべきものがある。それが校閲と著者校正です。アイデアを創って、構想を立て、取材をし、資料を読み、原稿を書き、編集者のチェックが入り、決定稿が仕上がり…と進むプロセスのうち、編集者のチェックに続いて、この作業があるんですな。 場合によると、編集者が両方を兼ねていることもある。けれど、ちゃんとした本 ...続きを見る |
2007/10/01 09:56 |
ハリソン・フォードにアイデアを取られちゃった話
先日、山村正夫先生のことを書きましたが、先生から戴いたアドバイスのひとつに、こういうものがあります。「アイデアはいちばん良いものから使いなさい。いつも、そのときのベストを放出すべし」 これには理由が2つあります。まず、アイデアを抱え込んでいるうちに、他人が同じものを思いつくかもしれない。創作の世界は早い者勝ち。いくらすばらしいアイデアでも、先にほかの作家が書いてしまえば、価値はなくなってしまいます。 もうひとつは、アイデアの出し惜しみをしていると、伸びる才能があっても伸び悩む。人間てのは ...続きを見る |
2007/09/14 16:50 |
山村正夫ミステリー教室
山村先生が講談社の創作講座を始められたころ、年賀状で「一度見に来ませんか」とお誘いを受けたことがあります。 私が山村先生の指導を受けていたのは、1977年から78年ごろのことで、まだ講座というかたちでの指導はされていませんでした。言ってみれば、個人指導ですかね。たしか一度、深谷忠記さんと一緒に、先生の仕事場にうかがったことがありました。仕事場は渋谷から歩いて10分くらいの青葉台にあって、ひとりでうかがったのが数回。竹河聖さんや風見潤さんと同席した記憶もあります。 ...続きを見る |
2007/09/06 22:57 |
筒井康隆『大いなる助走』を再読しつつ、直木賞選評を眺める
今週から来週にかけて出張が重なったりして忙しいので、簡略に書く。まず「ですます」調はやめる。字数を喰うからである。 最近、筒井康隆『大いなる助走』を文庫で読み返した。再読とタイトルには掲げたが、たぶん四読めくらいであろう。何度読んでもおもしろい。カリカチュアもここまでいけば、芸術である。しかし当時の直木賞選考委員であった松本清張、水上勉、村上元三、源氏鶏太などを、いくらか文壇知識があればすぐにそれとわかるように戯画化して、おちょくったばかりか、かたっぱしから殺してしまうというのは、やっぱりす ...続きを見る |
2007/09/02 23:59 |
柄刀一さんが見せた作家魂
この記事は書評ではありません。柄刀一さんの新刊『密室キングダム』についての書評は後日、稿を改めてupいたします。ここで書くのは、まだ「評」以前の、未整理な感想です。 というのも、この本については10月発売の『ミステリーズ!』で評を書くことになっておりまして、ですから、先にこちらにそれを書いてしまうわけにはいかないんですな。 ...続きを見る |
2007/08/28 15:21 |
朝日ソノラマ解散を聞いて/最初の担当編集者、石井進さん
今年の9月をもって、朝日ソノラマが解散するという知らせを聞きました。なにを隠そう、いや別にだれも隠しちゃいませんが、私のデビューは朝日ソノラマ文庫だった。まだ学生気分も抜けない26才?だったかな、初めて編集者というものに会った場所というのが、今はなき新宿の「談話室滝沢」。そこへ現れたのが、当時ソノラマ文庫をつくっていらした石井進さんです。 ...続きを見る |
2007/07/25 03:58 |
今年の協会賞決定
長編賞に桜庭一樹さん、おめでとうございます。短編賞はナシで、評論賞がハードボイルドの小鷹さんと『論理の蜘蛛…』の巽さんですか。 桜庭さんの『赤朽葉…』は版元から送って戴いていたのですが、まだ読んでおりませんでした。べつに賞を取ったからということではないけれど、暇を見て拝読するつもりです。 ...続きを見る |
2007/05/18 02:59 |
推理作家協会賞の発表まで(続)
考えてみると、選考の結果を電話で知らせてくださる事務局の方も、けっこう気を遣われるでしょうね。私のところに知らせて下さったのはAさんでしたが、あれ、おひとりで全員に掛けるんでしょうか。受賞した人に掛けるのは喜び事だからいいとして、外された候補者に知らせるのはさぞ気が重いでしょう…。もっとも、そのときはパニクっていて、とてもそんなことまで気が回りませんでしたけど。 ともあれ、電話口に出ると「日本推理作家協会の事務局ですが」と名乗られたあと、すぐに「おめでとうございます」と言われました。受賞作と ...続きを見る |
2007/05/14 10:09 |
推理作家協会賞の発表まで
5月は協会賞が発表される月。今年は15日でしたっけ、ちょっと協会の月報がどこかに行ってしまって確認できませんが…。候補になっているのは桜庭一樹さんの『赤朽葉家…』だけは覚えていますが、あとは忘れてしまいました、すみません。いい加減なやつだなー、と思われるでしょうが、こういう賞というものは自分の番が済んでしまうと、あまり思い出さない…んじゃないかなあ。その点、大学受験に似ているような気がします。いや、もしかしたら、そんな恩知らずは私めだけかもしれませんけど。 ...続きを見る |
2007/05/10 03:00 |
いま、こんな本を読んでいます
ミステリー作家になる人にはいろんなタイプがありますが、ひとつ共通しているのは、書き出す前は熱心なミステリーファンだったこと。好きが高じて病膏肓に入る、ついには自分で書いてみたくなる、というやつですね。中学時代にもう書き始めていた、という人もめずらしくありません。だから、みなさん、デビュー前の読書量もものすごい。 ...続きを見る |
2007/03/28 21:27 |
この世に、ミステリーというものがある、と知った日
たいていのミステリー作家、のみならず熱烈なミステリーファンなら覚えているんじゃないのかな? この世にミステリーというものがある、と初めて知ったときのこと。 私の場合は小学校五年の春、図書委員になった日のことでした。じつをいうと、学校の図書室というところがきらいで、ほとんど本を借りたことがなかった。というのも、両親がとても堅い人間だったので、買ってもらえる本というと科学ものか歴史もの、それとも伝記といった、お勉強に準じたものばかりだったんですね。私の世代だと、親や先生はマンガは良くないものと決 ...続きを見る |
2007/03/25 05:43 |
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