(元)ミステリー作家T・A  あさっての日記

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<<   作成日時 : 2013/01/01 12:07   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 2 / トラックバック 2 / コメント 6

平成25年、2013年の年明けです。

私は昭和27年の生まれですが、あと少し経つと、平成27年がやってきますね。
自分が若い頃は、昭和という時代は間に大きな戦争があって、20年以前と以後では歴史的な区切りからして違うような気がしていました。
ですから、昭和元年から自分の生まれた時代までは、ずいぶん隔たりがあったように思っていましたが、平成に置き換えてみると、平成元年なんて、ついこのあいだのような気もします。

昭和元年に大人になっていた人から見れば、私の生まれた頃(サンフランシスコ講和条約が発効して日本が独立を回復した頃)も、きっとこんな感じで、あっという間にやってきたのだろうなあ……。
つまり、なにが言いたいのかというと、いやぁ、時の経つのは速い、というだけなんですけどね。

さて、今年は昨年末に政権交代があって、新しい政府のスタートとともに始まりました。
自民党の政策が支持されたというより、民主党政権のあまりの不手際に、国民があきれかえった結果なのでしょう。政権慣れしている分だけ統治能力があるだろう、ともう一回元へ戻してみた、という感じでしょうか。

安倍・麻生政権になって、円高は是正され、株価は1万円台を回復。経済の先行きが明るくなったように思えますが、これはまだ一時的な点滴みたいなもの。本格的に日本経済の体質を強化するには、まだまだ乗り越えなくてはならない高いハードルがたくさんある。
そういう方向へ進むのか、それとも一時の財政政策でちょっと景気をつけるだけに終わるのか、それは今後を見なくてはわかりませんね。

と、こんなことを言うのも、出版不況はますますひどいことになっているからです。
年末にはランダムハウス社が倒産しました。
出版社の倒産には今さら驚きませんが、ランダムハウスは新しい企画などにもチャレンジングで、なかなか良い本を出していた会社だけに、意外な感じがします。

今の文芸出版では、売れる本と売れない本の格差がとても広がっています。
不況と言いつつも、売れる作家の本は売れています。映像化される小説も多い。
しかし売れない作家の初版部数はどんどん減らされる傾向にあります。
かく言う私の新刊も、前作に比べると2割減でした(…泣)。

東野圭吾さんが推理作家協会報に、
「これからは作家も好きなものだけ書いて、あとは出版社にお任せではダメ。小説家もビジネスなのだから、それなりに工夫しなくては」
という趣旨の巻頭文を書かれていましたが、まったくもって、おっしゃるとおり。

むかしは小説のライバルはテレビとマンガだけだったけれど、今はネットもあればゲームもある。そのほかにも個人でひとりの時間を楽しむためのツールは飛躍的に増えました。
まあ、出版界も電子出版などでなんとか対応しようとはしているんですが。

ともあれ、日本国の経済が活気を取り戻し、本が売れるようになり、そして自分の作品も売れてくれれば――これが、初夢というには切実すぎる、元旦の所感であります。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
あけましてお誕生日おめでとうございます。

師走はあまりミステリーが読めなかったので、各種ベスト本で読み残しをチェックしているところです。
特に「猫魔地獄のわらべ歌」が気になっています。流行りの文庫書き下ろし時代小説でありながら密室ものでありバカミスでもあるのだとか?
それと「宙の地図」。前作が傑作だったのでこれも早く読もうと思っております。
他「鷲たちの盟約」「昏い季節」なども何とか読みたいです。

ランダムハウスの件はとても残念です。何年か前に社名が変わった時も心配しましたがとうとう……。
コージーを出す傍らミステリーの佳作怪作を紹介してくれるありがたい出版社でした。
個人的にはハーラン・コーベン「イノセント」、パトリック・ボーウェン「カインの眼」、イルデフォンソ・ファルコネス「海のカテドラル」などが印象に残っています。
あと「聖骸布同盟」は某新古書店の105円コーナーの常連でよっぽど……なんだろうなあと思ったのを覚えています。
立ち位置が似ているヴィレッジブックスは安泰でありますように。。。
石ころ
2013/01/01 16:26
おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

こちらも同様で、読んでいないベスト本は去年のも一昨年のもうずたかく積み上がっています。なにしろ皆川さんの「開かせて戴いて…」でさえ、机の上に放置されてはや2年。しかも最近、必要あってハメットやチャンドラー、純文学ですがヘミングウェイを読み直しているもので、最近作はますます読めません。あ、それにウィリスの「ブラックアウト」を読んだついでに、同じシリーズの「犬は勘定に入れません」などを読み返してしまったのも、まずかった…。
「宙の地図」は楽しみですね。まさか、あれに続編があろうとは思っていませんでした。

ランダムハウスについて、お詳しいので敬服いたしました。もしかして、石ころさんは、この業界の方ですか? 
私はスリーパインズ村シリーズがそこそこ本格で、人間ドラマをみっちり読ませるので気に入っていました。田舎のパブの食べ物がうまそうなんですよ…。「海のカテドラル」も読みましたが、あれもランダムハウスでしたか。すっかり忘れておりました。
ヴィレッジブックスはどうか知りませんが、ほかにも1社、ミステリ関連ではありませんが事業撤退の危機にあるという噂がちらっと耳に入りました。今年こそ、長い出版不況・売り上げ減少にせめてストップがかかりますように。
戸松淳矩
2013/01/02 06:41
いえいえ(^^)
単なるミーハーなミステリー好きです。

スリーパインズ村シリーズは「この舞台設定で探偵役が警部?」てな感じで何となくスルーしていたのですが、今後は入手困難になる可能性もあるし、手を出してみようかと思います。
石ころ
2013/01/02 14:50
それにしても、ミステリーメインの出版社ではないのに、よくフォローされていますよね。ミステリーファンのなかには、ときおり、すごい人がいるものですが。

スリーパインズ村シリーズは、やや純文学寄りなところもあるので、好みが別れるところです。しかし謎はわりときっちりできていますし、動機がありきたりのミステリーよりも深いので、印象に残ります。
読んでもたいてい忘れてしまう健忘症の私が、内容をしっかり覚えているのですから、推して知るべし、です。
それと、今後も、良作を見つけたらぜひご教示ください。ミステリーを書いていながら恥ずかしいのですが、なかなか手が回りきれなくて…。ご意見はいつも参考にさせて戴いています。
戸松淳矩
2013/01/03 01:22
あけましておめでとうございます。
今年は時間を大切に使って
少しでも本を沢山読もうと思います。
それと何か自分も書けたら嬉しいかなって思います。
もう一つ、ここにもまた来させてください。
ご自愛専一にご活躍くださいね。
いち
2013/01/03 01:28
おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
いいですね、ぜひ何かお書きになってください。
いまは公募の賞がたくさんありますから、いちさんの書き方に合う賞もきっとあると思います。本を読む趣味があれば、人生の楽しみ方が広がりますが、書く楽しみもあるなら、もっと楽しめますよ、たぶん。…仕事にしようと思うと苦しみが多いですけど(笑)
こちらをお訪ねくださるのは、もちろん、いつでも大歓迎です
戸松淳矩
2013/01/03 19:15

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